近代甲府を彩った人々
市制施行
10月17日は、甲府市の市制施行記念日です。
甲府が開府500年の節目を迎えた2019年には、市制施行130周年となりました。
1889(明治22)年7月1日、甲府総町(こうふそうまち)・上府中総町(かみふちゅうそうまち)・増山町(ますやまちょう)・飯沼村(いいぬまむら)・稲門村(いなかどむら)があつまり、甲府に市制が施行されました。
全国では34番目、関東では4番目の市の誕生であり、人口は31,128人、家の数は6,855戸でした。
7月1日に市制が施行されたものの、実際に市役所が開いたのは10月になってからでした。
そのころは10月17日が「神嘗祭(かんなめさい)」という祝祭日であったため、日が良いということもあって、10月17日が市制施行の記念日となりました。
毎年10月に行う「甲府大好きまつり」は市制施行100周年を記念して、平成元年に始まりました。
●市制施行
●「甲府」の地名の由来は?
遊亀公園附属動物園
令和元(2019)年には開園100周年を迎えました。
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甲府市遊亀公園附属動物園直営ページ(Facebook)
12月20日は「こうふ開府の日」
新たに府中(政治の中心地)を興すことを「開府」といいます。
武田信玄公の父、信虎公が躑躅が崎の地に館を構えました。
それが永正16(1519)年のことでした。
館の造営が始まったのは、永正16(1519)年8月15日のこと。
その年の12月20日には、早くも信虎公は夫人とともに新しい館に転居しました。
これが「甲斐の府中(=甲府)」のはじまりであることから、12月20日は「こうふ開府の日」となりました。
500年も前のことなのに、工事着手や転居の日付がはっきり分かるのはなぜでしょうか?
実は、信虎公・信玄公の二代に仕えた家来が『甲陽日記』という記録を残していました。
『甲陽日記』は、作者の駒井高白斎の名にちなんで『高白斎記』とも呼ばれています。
この記録には、甲府のはじまりのほか、城下町の整備が進んでいく様子が記されています。
甲府市は、その起源がはっきりしている希少なまちのひとつです。
●開府500年コラム
●こうふ開府500年雑学帳
甲府の良きモノ「甲府ブランド認定制度」
甲府市の資源と個性を活かして優れた地域産品を食品・クラフト・農業の部門にわけて「甲府ブランド」として認定しています。
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甲府駅北口
平成22(2010)年8月、県都・甲府市の玄関口となる甲府駅の北口がリニューアル。
こうふ開府500年を記念した数々のイベントでも、甲府駅北口のよっちゃばれ広場を利用しました。
また、開府500年を記念して平成30(2018)年には武田信虎公像を設置。
甲府の新たなシンボルとなっています。
平成22(2010)年8月:甲府駅北口をリニューアル
同年10月:藤村記念館を移築・利用開始
平成24(2012)年5月:NHK甲府放送局が移転、新会館オープン
同年11月:山梨県立図書館が移転・開館
平成25(2013)年3月:甲州夢小路オープン
平成30(2018)年9月:こうふ開府500年「常設展示メモリアルギャラリー」スタート(2020年3月31日まで開催)
平成30(2018)年12月:武田信虎公像建立・除幕式
平成31(2019)年1月:こうふ開府500年開幕
●藤村記念館
●NPO法人甲府駅北口まちづくり委員会
●甲州夢小路
●山梨県立図書館
甲府駅南口
平成30(2018)年12月、こうふ開府500年を記念して、甲府駅北口に「武田信虎公像」を建立しました。
信虎公の息子である信玄公の銅像は、昭和44(1969)年、甲府駅南口に完成。こうふ開府500年を迎えた2019年、「信玄公像」は建立から50年を迎えました。
令和3(2021)年には、信玄公の生誕から500年を迎えます。
明治36(1903)年:中央線(新宿-甲府)開通
明治44(1911)年:中央線(甲府-小淵沢)開通
昭和35(1960)年10月17日(市制祭の日):噴水塔お披露目
昭和43(1968)年4月8日:武田信玄公の銅像建設を開始
昭和44(1969)年4月12日(信玄公の命日):武田信玄公の銅像完成
昭和61(1986)年:かいじ国体に伴い駅前(南口)を整備
平成30(2018)年:甲府駅南口リニューアル
●JR中央線の開通
●甲府のシンボルだった噴水塔
●武田信玄公の銅像
●2018年3月甲府駅南口リニューアル